2009年12月27日日曜日

クリスマスカンカン / 盗まれた手紙

podcast
VOA Special Englishより

Making Merry With This Year's Holiday Music
(American Mosaic)

今年のクリスマス音楽の新作アルバムの紹介。VOAで音楽が入っているのは楽しい。

何曲か紹介されていたけど特に気に入ったのは「The Christmas Can-Can」(Straight No Chaser)、アルバム名は「Christmas Cheers」でアカペラのグループ。運動会なんかでよく聞いたあの曲(『カステラ一番電話は二番…』でおなじみの)がベースになってて何かすごく面白い。iTunes Storeで売ってたからつい買っちゃったよ、150円。

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Short Story: 'The Purloined Letter' by Edgar Allan Poe
(American Stories)

青空文庫にも翻訳作品がある。
盗まれた手紙(エドガー・アラン・ポー / 佐々木直次郎 訳)
こちらは翻訳なので途中の説明がこむずかしくて挫けそうだけど、VOAの方は簡単に書き直されているので(バッサリそぎ落とされすぎな気もするけど)わかりやすいし、とても聴き取りやすい英語だった。

オーギュスト・デュパンの探偵もの。内容はシンプルだけど推理小説はポーが最初の作家(デュパンの1作目「モルグ街の殺人」)らしいので価値あり。

2009年12月26日土曜日

半七捕物帳 16〜18

青空文庫より
半七捕物帳(岡本綺堂)

16 津の国屋
他の作品より長く倍くらいあり、内容も応じて凝ったものになっている。怨念の恐れ、とのかねあいもバランスが良くてスムーズな運びになっていてとても面白かった。

17 三河万歳
事件の始めのシーンが謎的にも絵的にも非常に印象的、つかみがいいってやつ。万歳(まんざい)とか才蔵とか鬼っ児(鬼っ子)等々知らない言葉がいくつかあってこれはYahoo辞書のお世話になった。この作品に限らないけど今とは違う時代の様子がよく描かれていてとても興味深くて面白い。猫と子供のエピソードがちょっとあわれな感じがした。

18 槍突き
通り魔殺人を扱っているが単純な状況でなく不思議な出来事がちゃんと起きている。何故か半七が手がけた事件ではなく七兵衛という岡っ引きが探偵役になっている。犯人逮捕に至るまでの七兵衛の行動も謎掛け的。

2009年12月25日金曜日

COLD / クリスマスのお店

podcast
VOA Special Englishより

Want to Stay Warm in Winter? Think COLD
(Health Report)

寒さから体を守ることについて。単語が難しかったけど、自分が寒いの嫌いだし足のしもやけに毎年悩まされてたりするから。

4つの基本は「COLD」だと。
C→cover
O→overexertion(過度の努力)
 汗びっしょりになることは衣服を濡らすのでよくないと
L→layers
D→dry

hypothermia:低体温
frostbite:凍傷
deeper tissue : 深部組織
infection:感染
gangrene:壊疽
water resistant : 耐水

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Where Every Day Is Christmas
(Economics Report)

この時期クリスマス関連の品々を並べるお店なんて珍しくないんだけど、なんと「1年中」クリスマスなお店がそうです。それは、
Bronner's CHRISTmas Wonderland in Frankenmuth, Michigan

2009年12月24日木曜日

フープハウス / エレノア・クリシー

podcast
VOA Special Englishより

How a Hoop House Can Extend the Growing Season
(Agriculture Report)

hoop houseとは加温設備のないビニールハウスのことらしい。ページの写真のだとかなり本格的な大きなもののようだけど、hoop houseで画像検索すると普通に家庭園芸で使われるくらいのものが出てくる。

ページ右脇の「Related Stories」にユーチューブの動画で「Building a Hoop House」part1とpart2にリンクされてる。見るとなかなか興味深い、しゃべってる英語は全然わかんなかったけどね。この動画のだと趣味にしては大がかりすぎるし、かといって農業向けには華奢な気がする。強風とか温度の上がりすぎにはどうするんだろうとか。それにしても帽子もかぶらず半袖で素手で作業するのか?話してる人もずっと日向に顔向けてるし、なんてことも気になったりして。

この「Related Stories」のとこに「Reports on YouTube」ってリンクがあって、「VOA Learning English」チャンネルってとこを知った。英文スクロールを見ながら聴ける。話し方もゆっくりでついていける。種類が下の内容のだけなので興味ある記事に会えるといいんだけど。
Agriculture Report
Development Report
Economics Report
Education Report
General Interest
Health Report

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Eleanor Creesy: She Guided One of the Fastest Sailing Ships
(Explorations)

1800年代半ばの、当時有名な女性航海士のことについて。エンジンのない木造の帆船の時代で、しかもニューヨークとサンフランシスコ間は南米南端を回っていかなければならず200日かかりその上大変な危険が伴う。夫ジョサイアが船長を務めるフライングクラウド号はエレノアの見事なナビゲートによって危険を回避し、さらに89日で航海するという100年以上破られなかった最速記録を達成した。

sextant:六分儀
dead reckoning : 推測航法
dead reckoning position : 推測位置

無実はさいなむ

無実はさいなむ
(アガサ・クリスティー/小笠原豊樹 訳)
ハヤカワ文庫
原題:Ordeal by Innocence

2年前にすべて終わったはずだった事件が一人の男の来訪によって覆され、疑心暗鬼に苦しめられる家族の姿が描かれる。ひとつ屋根の下の家族の表面と内側、一人一人の暗い心の内、周囲の関係者から見た家族の問題点、など多彩な角度からこの家族をとらえて人間の描写力が冴える。犯人はなかなか絞れない。夢中になって読めた。

ただ、終わり方があっけないと思った。読みながらもうあとこれだけしか残ってないのに終われるのかな、なんて心配したりした。解決後のエピローグをもっと増やして丁寧に人々を追ってほしかったな。特に一人のキャラクターについてだけど。もっとこの人に反省か悲しみか苦しみかもしくは慰めとか幸せとか与えるなどして、何かその人についてもうちょっとこの後の面倒見をしてほしかった。

2009年12月23日水曜日

検察側の証人


検察側の証人
(アガサ・クリスティー/加藤恭平 訳)
ハヤカワ文庫
原題:Witness for the prosecution

すごーい!!何これ。びっくりした。ボーゼンとした。

法廷劇の戯曲で、金持ちの中年女性が殺害され、哀れな容疑者となったレナード青年をめぐる裁判が行われる。

この本通販で買って、タイトルは聞いたことあるかなー、くらいの気持ちで選んだんだけど、届いた本は他のクリスティ作品より薄くておまけに戯曲で手にした時はちょっとガッカリ感があったんだけどね。単純に戯曲はあまり読んでないから苦手っぽく思ってたから。でも全然違ってとても読みやすい。モノローグがないので人の気持ちの謎がすべて話し言葉にかかっている。舞台の張りつめた雰囲気が伝わってくるようだった。

それと聞いたような題名ではあったけど初めて読んだんで、例えばこれをベースにしたドラマとか映画みたいなものでヘンに予備知識を入れられちゃったりしなかったのはとてもラッキーだった。

2009年12月22日火曜日

アーヴィング・バーリン / サンタクロース / 世界に光を


podcast
VOA Special Englishより

Irving Berlin, 1888-1989: He Wrote the Songs that Made America Sing
(People in America)
有名な曲「ホワイト・クリスマス」を作った人。生涯に千曲以上の歌を作ったけど音楽教育は受けたことがなくて楽譜の読み書きもできないのだとか。すごい人だな。

podcastでは以下の曲が紹介されてた。
・White Christmas
・Easter Parade
・God Bless America
・Oh, How I Hate to Get Up in the Morning
・Puttin' on the Ritz
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Words and Their Stories: Santa Claus
(Words and Their Stories)
サンタクロースの語源とか別名とか。
Saint Nicholas, St. Nick, Kris Kringle, Pelznickel
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Bringing Light to Homes in Poor Countries
(Development Report)
電気がない地域の灯りは暗い。灯油ランプの燃料は高価で危険。仕事でネパールに行きヒマラヤを旅行した(かな?)カナダ人の教授(David Irvine-Halliday)が、こういった地域の人々をなんとかしたいと思い、日本の白色LEDによって貧しい国に低コストで明るい光を届ける活動をしている(Light Up the World Foundation)。

(本文から引用)
In two thousand, after much research and many experiments, he returned to Nepal to put the systems into homes. His Light Up the World Foundation has now equipped the homes of twenty-five thousand people in fifty-one countries.

http://www.g-forse.com/top/news57.htmlに詳しく載っていた。

2009年12月21日月曜日

忘られぬ死


忘られぬ死
(アガサ・クリスティー/中村能三 訳)
ハヤカワ文庫
原題:Sparkling Cyanide

美しいローズマリーの突然の自殺、その場に居合わせた6人。夫、妹、夫の秘書、友人。事件から1年経ってもローズマリーの記憶は6人の心に幽霊のようにつきまとう。そして「本当に自殺だったのか?」という疑惑が新たな波紋を引き起こす。

スタートから既にいないローズマリーを中心に、それぞれの人のローズマリーに対する様々な感情とかお互いの人間関係とかが詳細に語られドラマ的にも素晴らしい。そしてそこまで皆の心の内をさらしながら事件の真実は容易は掴めない。1年前の出来事もそうだし、進行中のことも、次に起こることも。かなり好きなタイプの作品。真相の意外性もすごい。

ルシーラ伯母さんの数ページにもわたるおしゃべりはおかしかった。長いおしゃべりの隙間隙間に聞き手がただひとこと相づちを入れるというやり取りで、全体的に暗めのトーンのこの作品の中ではちょっと笑える面白いシーンだった。

2009年12月20日日曜日

A Brooklyn Christmas


A Brooklyn Christmas
(Betty Smith)
VOA Special English より

12月15日リリースの
VOA - 15 Minute Features のポッドキャストで、
「 A Story for the Christmas holiday 」 となっていてVOAのページには文が載せられていない。ニューヨークのブルックリンで、10歳くらいのフランシーとその弟ニーリーがクリスマスツリーを貰うキツい挑戦をするような話。

終わりの方がよくわからなくて、それにそもそもツリーを投げるだのキャッチするだのの状況がイマイチわからない。

探したらこのpodcastの全文が載せられてるページがあった。ただ中国のサイトみたいで、VOAのページではないようなのでリンクを貼るのはまずいかな?。でも助かっちゃった(ちゃっかり)。いい感じのお話。ツリーのイベントは読んでもやっぱり映像的には?なんだけど。

「A Tree Grows in Brooklyn」(Betty Smith)という本の作中に出てくる小話らしい。本は映画にもなっていて邦題は「ブルックリン横町」(1945)。あらすじを見たけど食指が動かない、かな。

2009年12月19日土曜日

新・平家物語 4巻


新・平家物語(四)
(吉川英治)
講談社 吉川英治歴史時代文庫50

皇室は後白河上皇の子である二条天皇が23歳で死に次代はわずか2歳の六条天皇、皇太子となったのは6歳の憲仁(後白河の子、清盛の妻の甥)、その後すぐに六条天皇は退位させられ5歳で上皇、天皇は9歳(高倉天皇)。高倉天皇の妻は清盛の娘徳子。と実権は後白河法皇が握っている。皇室と平家の繋がりは強くなっているが両者の関係は非常に微妙、後白河が巧みに清盛を牽制している。清盛の夢である貿易港の建設はなかなか国営事業とさせてもらえず清盛は私財をかけて始めるものの難航を極める。一方で鞍馬の遮那王(義経)の脱出作戦がいよいよ幕を開ける。

後半は義経編。まだ表舞台にはでてこないほとんど逃亡生活。しかし野生児でかつ気位が高い性格で、今のところ好きにはなれないけど印象はとても強い。

2009年12月18日金曜日

ガラパゴス / ツタンカーメン / ルイス・カーン


podcast
VOA Special Englishより

Visiting the Galapagos and the Unusual Creatures That Live There
(Explorations)
ガラパゴス諸島について。聴くだけでもかなりわかり易かった。その種としてただ一頭の生き残りの亀のことが印象的、名前が「ロンサム・ジョージ」って言うんだって。

In Egypt, King Tut's Tomb Getting a Makeover
(Science in the News)
タット(Tut)はツタンカーメンのこと。ツタンカーメンの墓や死因についてなど。podcast聴いただけでは難しくてよくわからなかったよ。『atherosclerosis』は『アテローム性動脈硬化(症)、粥状動脈硬化(症)』(英辞郎の訳)。

Louis Kahn, 1901-1974: He Helped Define Modern Architecture
(People in America)
ルイス・カーンという人の事。有名な建築家らしい。「Dhaka government center」の写真がなんかスゴい。

2009年12月16日水曜日

平清盛は草食系だとか


NHKテレビ番組 歴史秘話ヒストリア「私たち、草食系武士です。〜新・平家家族物語〜」を見た。

草食系なんて言葉のノリでやってほしくはなかったけど、なかなかなさすがなNHK的作りで、見といてよかった。

平清盛が後世には悪人のように伝えられているが実際はどうだったとかは説得力のある流れになっていた。とはいえ私自身はべつにどっちでもいいかな、史実を組み合わせて物語的によければ、なんてね。

番組で手塚治虫さんの漫画火の鳥に出てきた清盛もいかにもな悪人顔みたいなことを言ってたけど、んーしかし確かに登場時の顔はそうなんだけど悪い人には描かれてはいなかったと思うけど。あの漫画で却って親近感を持ってたのよね。

それはともかく、映像でいろんなものを見れたのが嬉しかった。舞いや琵琶が実際にはどんなものか、地図や図解で場所的な事や貴族階級的にどのくらいエラいのかとか、服装とか室内とか。特によかったのは三十三間堂や厳島神社の空からの映像。圧巻だったなあ。厳島神社の社殿ってかなり大きいのね。修学旅行で宮島へ行った時は船の時間の関係上ほとんど駆け足だった。単に行っただけみたいなものだったから。

2009年12月15日火曜日

死が最後にやってくる


死が最後にやってくる
(アガサ・クリスティー/加島祥造 訳)
ハヤカワ文庫
原題:Death Comes as the End

異色の紀元前2千年のエジプトが舞台、でありながら全く違和感のないいつものクリスティー作品だった。家長の専横に不満を抱いている家族、ある出来事をきっかけに人々の間に憎しみが広がりそれが殺人に発展する。

読みやすくてとても面白かった。舞台設定のためもあるだろうが記憶に残る作品になりそう。登場人物たちの名前は耳慣れないけど、でもイギリスステージと違って単一で呼び名が変わらないので却っていつもより混乱がなく読み心地よかったといえる。

翻訳でかちょっと、キャラの話し言葉に違和感があった。丁寧かと思えば相手の事を「あんた」なんて呼ぶとか他にも妙な所で口汚さも感じて、場のイメージをつかみにくく感じた。

深堀骨という人の解説が爆笑もので「そうかもー」って思ってしまう。

アメリカのエンペラー?


The Man Who Declared Himself Emperor of the US
VOA Special English - This is America より

アメリカの皇帝ってありえない。ところが1860年頃にノートン皇帝というお方がサンフランシスコに実在したらしい。自分の事を「Norton the First, Emperor of the United States and Protector of Mexico」と宣言し、皇帝然とした態度でしかも活動的。精神がまともじゃないらしいこのお方はサンフランシスコの人々に愛されていた様子。実に面白くて興味深い記事だった。キャラ的にもオイシイ、人々も暖かくてユーモアがある。

Wikipediaにも載ってた。
Wikipedia - ジョシュア・ノートン
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Words and Their Stories: The Cold, Hard Reality
cold-blooded、to get cold feet、cold shoulder、cold fish、cold-hearted、out in the cold

2009年12月14日月曜日

新・平家物語 3巻


新・平家物語(三)
(吉川英治)
講談社 吉川英治歴史時代文庫49

平治の乱が終わり平家の時代の到来が描かれる。頼朝や牛若の処遇とか、天皇と上皇という二つの命令系統とか、女性問題など、常に危うげな火種を抱えている。

様々な人々のドラマがあって、清盛自身の夢が特化してきて、飽きさせず夢中で読ませてくれた。

厳島神社の構想はいいなあ、修学旅行でいちど見た。あのセンスは素晴らしい。平清盛個人を象徴するものに見えてくる(あのネバーランドがマイケル・ジャクソンを表しているみたいに)。

登場人物の中では鼻さんが気に入ってるんだけど、活躍がだんだん地味になってくるな。

2009年12月13日日曜日

ホームズ物四つ


青空文庫より
(アーサー・コナン・ドイル作)

唇のねじれた男
The Man With the Twisted Lip
(大久保ゆう 訳)

踊る人形
The Adventure of the Dancing Men
(三上於菟吉 訳、大久保ゆう 改訳)

患者兼同居人
The Resident Patient
(三上於菟吉 訳、大久保ゆう 改訳)

土色の顔
The Yellow Face
(三上於菟吉 訳、大久保ゆう 改訳)

シャーロック・ホームズ物って有名で基本なんだろうけど実はほとんど読んだ事ないのよね。というか外国の推理作家ってクリスティ以外あまり知らなくて手を出していない。とりあえずコナン・ドイルは押さえとくべきかな?と思って読み始めてみる(動機不純)。

謎は難しくて何が起きてるかとても思いつけない。それをきれいにまとめる、そういう意味では面白かった。ただワクワク感があまりなかったな。以前テレビドラマで見た時もそうだったけど。なんとなく人間味がなくて取り澄まして見えるこの名探偵が好みではないのかも。

Marilyn Monroe / Cliffhanger / bigwig / hot


Marilyn Monroe, 1926-1962: America's Most Famous Sex Symbol
VOA Special English - People in America より

マリリン・モンローの生い立ち。
前にも聴いたので見てみたら2006年にpodcastでダウンロードしていた。でもそっちにはマリリン・モンロー自身の肉声とか歌がなかったけど今回のには入ってる。VOAはどうやら同じ記事でも新しい方は内容が少しだけ変わってたりするようだ。
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Cliffhanger: Rock Climbing as Sport and Art
VOA Special English - Explorations より

ロッククライミングについて。
全然興味のない分野ではあるけどね。でも聴いててとてもわかりやすかった。
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Words and Their Stories: Bigwig
bigwig(大物)、big wheel、top banana、kingpin
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Words and Their Stories: Hotheaded Hot Shot
hot potato(難題)、not so hot、hot shot、hothead、hot under the collar、hot line
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2009年12月12日土曜日

新・平家物語 2巻


新・平家物語(二)
(吉川英治)
講談社 吉川英治歴史時代文庫48

ストーリーはエキサイティング。まず戦争(保元の乱)があり、その後の厳しい戦後処理、そして権力構図の変化、それがまた新たな陰謀を生み出し再び戦争(平治の乱)へ突入、という激しい展開。肉親をも斬らねばならぬなど沢山の登場人物たちの苦悩や葛藤や心根が映し出されて実にドラマチックな展開だった。

未だに名前ではよく混乱するけどね。登場人物表みたいなのがあればいいのに。巻末に系図があるので少しは助けになっている。時々だいぶ前に登場した人が出てくるので、あれ、この人何だっけ?てなこともしばしば。まあ読むのにそれほどさしさわりはないけども。




ちょっと気を引いたのが『源氏の八領』という八つの鎧。その中に『楯無』とちょろっと書いてあって、おや?これはもしや地元の菅田神社にあるものではないですか。国宝とは聞いてたけどこの時代に名前が出てるような由緒ある物だったのね。たてなしのよろいなんて変な名前、くらいにしか思ってなかった。写真でしか見た事ないし。

家族に聞いたら菅田神社は40年位前に火事があったそうで。石造りの建物に入っているから無事なんだけど。何でこんなとこにそんな鎧があるのかは武田家伝来のものであるとか。ふーん、菅田神社ってお祭りの時行くくらいで、見せてくれない国宝がある以外は極めてフツーの街中の神社なんだけどな。今まで興味もなかったなあ(昔から社会科が超苦手で)。

2009年12月10日木曜日

Carlsbad Caverns National Park


VOA Special English - This is America より
Another World, Underground: Carlsbad Caverns National Park
(カールズバッド・キャバーンズ国立公園)

podcastで聴いてて印象的だった。と言っても大きな洞窟の事、多分鍾乳洞か何かのを話しているらしいくらいしかわからなかったけどね。文の方も英辞郎のお手伝いで読んで一応理解したので、これはとっといて何回か繰返して聴こうと思う。

半七捕物帳 11〜15


半七捕物帳(岡本綺堂)
 11 朝顔屋敷
 12 猫騒動
 13 弁天娘
 14 山祝いの夜
 15 鷹のゆくえ

短くてまとまりが良くて面白い。時代の様子もよくわかる。でも一度に沢山読んでしまうとどんな話だったか忘れちゃうから少しずつね。といって前に読んだものもタイトルだけだとどんな話だったっけ状態になりつつあるなあ。まあテレビ時代劇を見るような感覚で楽しめる。

「鷹のゆくえ」はなんと逃げた鷹の捜索という難しい仕事で、一体どんな話にしていくのかと思った。見事なものです。
 

2009年12月7日月曜日

VOA Special English の podcast が変更?


VOA Special English の podcastが最近変更になったんだね。このごろ聴いてなかったから気付かなかった。

前は購読はしなくて並べられてる記事からいくつか選んでダウンロードしてたのだけど、それができなくなっちゃったみたい。曜日を選んでダウンロードすればできなくもないだろうけど紛らわしいし。

30分番組だと残しておきたいのが他のと混ざりそうだから、やっぱり15分と5分と4分のを購読して聴きたいのだけ残してあとは捨てるやり方になるかな。3回分ずつしか置いてない様子だし。真面目に全部聴こうとなんて思うと絶対飽きるよ私。

備忘に

Voice of America: English - Learning English から

・15 MINUTE FEATURES
 (日)People in America
 (月)This is America
 (火)Science in the News
 (水)Explorations
 (木)The Making of a Nation
 (金)American Mosaic
 (土)American Stories

・5 MINUTE FEATURES
 (土)In the News
 (日)Wards and Their Stories
 
・4 MINUTE FEATURES
 (月)Development Report
 (火)Agriculture Report
 (水)Health Report
 (木)Education Report
 (金)Economics Report

メモ:
毎週メールでその週の記事タイトルと簡単な概要が書かれたものが送られてくる。VOA Special English のサイトから登録したんだと思う(やり方は忘れたけど)。だけど American Storiesは時々しか出てこない、American Storiesのページに載せられているものだけ(著作権の関係から?)。15分番組の購読だと、これからは載らないものもいろいろ聴けそう。

2009年12月6日日曜日

ミスト


DVD:ミスト(The Mist)

監督:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング
2007年アメリカ映画

嵐の翌日発生した霧によって人々が恐怖のどん底に落とされるパニック映画(かな?)。すごかった。悲しすぎた。当分忘れられなさそうだ。

敵は外側からだけじゃなく閉じこめられた人々の心の中からも生まれる。むしろそちらの描かれ方が巧みで怖い。閉じこめられている状況は見ていてキツくて、アメリカ映画らしく早くなんとか打開してよ〜、って願ってた。

満潮に乗って


満潮に乗って
(アガサ・クリスティー/恩地三保子 訳)
ハヤカワ文庫
原題:Taken at the Flood

面白ーい。読みやすかったからすらすらとページが進む。いつもは登場人物を覚え込むのに苦労するんだけど、これは登場の仕方も個性も際立っていて人物像を想像しやすかった。本のカバー内側の登場人物名を見たら笑えるほどクロード姓ばかりで難儀するかと心配してたから。

一族の一人が金持ちで将来の心配もなかったクロード家の面々。その頼りにされていたゴードン・クロードが若い娘と結婚してすぐ戦争の爆撃によって死んでしまったためいきなり金詰まりに(財政上の危機ともいう)。憎しみとか体面とか戦後の心の傷痕など人々のドラマと、そして勿論殺人の謎とエルキュール・ポアロ。最後はとてもいい感じに終わった。



ただお目こぼしにはちょっと納得できないんだけどな。

2009年12月5日土曜日

牧師館の殺人


牧師館の殺人
(アガサ・クリスティー/田村隆一 訳)
ハヤカワ文庫
原題:The Murder at the Vicarage

マープルものの第一作目なのだそうだ。ミス・マープルは噂話の好きな田舎のおばあさんたちの中でもひときわ観察力が鋭いため、あまり好かれていない、というのは面白い。殺人事件なんか起こりそうもない村で誰からも嫌われていた頑固で独善的な正義漢の大佐が殺され、事件現場となった牧師館に住む牧師が事実上の探偵役として読者の目となる。

読み始めると面白くて一気に読み込める。実をいえば多くの謎はきれいな形できちんと最後に見せてくれるだろう、ってあまり細かい殺人の経過を考えもせずに読み進んでいった。牧師さんやミス・マープルまかせ。作者は練り上げるのに苦労してるだろうにね。それより等状する多くの人の個性がだんだんに際立っていくので、人物像や不可解な行動の意味を考えていくような読み方をしていた。結局思いもよらぬ真相にはちっとも近づけなかったんだけどね。

2009年12月4日金曜日

ボトムレス(連載中)


ボトムレス 第3回
(拓未司)

NHK出版 WEBマガジン」て所に。サイトの説明がないみたいだけど、タダで読めるとこってことでいいんだよね。ここの「ボトムレス」が面白くて楽しみにしている。月1回の更新のようで待つ身は辛いな。何回まで続くんだろう。

ここの紹介文をそのまま引用すると


食べた人を魅了する「死ぬほど旨い料理」とは? 過熱する美食ブームに警鐘を鳴らす、新感覚ミステリー。


ミステリーっていうよりホラーっぽいけど。タイトルページもそんな雰囲気だし。3回目になっていよいよむき出しな醜悪シーンが出てきた。(好み)

新・平家物語 1巻


新・平家物語(一)
(吉川英治)
講談社 吉川英治歴史時代文庫47

やっぱり長い大河ものは小説で浸るのに限るね、って読み始めた。けど全部で16巻もあるので読み切れるだろうか。自分が飽きないでいてくれる事を願う。第1巻は、とても面白かった。順調な滑り出し。

若き日の平清盛とその家族だけでなく、天皇やら上皇やらそれを取り巻く様々な人々の姿が描かれる。苦悩に悲哀に色事に権謀術数等々ドラマ的に読みごたえがある。政治や人間関係の複雑さも丁寧に表されていてわかりやすかった。似たような名前が多くて混乱するけどね。

注釈が後ろの方にまとめられているのはねー、読む流れが切れてしまうじゃないですか。その言葉が出たページの隅に入れてくれればいいのに。最初は参照してたけど、わかんなくてもいいかって思っていちいち見るのをやめた。注釈ないけどわからない言葉ってのも多いしね。

2009年12月1日火曜日

鳥人計画


鳥人計画
(東野圭吾)
角川文庫

犯人は前半で明かされるが、数々の謎で惹き付けて最後まで夢中で読んだ。「何故?」「どうやって?」そしてどんな展開と結末を迎えるのか、の他に「誰が」という謎があるっていう巧みな作りで目が離せない。ドラマとしても悲しくて心に残る。

スキーのジャンプ競技の話で私的には馴染みがない。ジャンプはオリンピックの番組を1、2度見た程度だし、スキーは高校のスキー教室で一度だけ(寒くて足がかじかんじゃったのでもう二度と行きたくない)。でも旅行でジャンプ台を上から見たことがあって、げーッ、こんな恐ろしい所から…ジャンプ競技者の凄さは思い知った。ともかく進んで読みたい分野ではなかったのだけど、とてもわかりやすく読ませてくれた。

ただ最初から人物名が多かったので後半くらいまで名前がよく覚えられなかった。最後の終わり方はちょとばかり後味がよくなかった。