2010年10月18日月曜日

分身(東野圭吾)

分身(東野圭吾)集英社文庫

ゆうべ寝る前に読み始めちゃったものだから、夢中になってついつい明け方まで読んじゃったよ。一日じゅうすごく眠かった。寝ぎわに東野圭吾さんの本は毒だね。最初から思いっきり惹き付けられてしまう。

よくある設定かな、と思わせといてなおぐいぐいドラマに引き込んでいって、次々に展開する場面はとても予測できない。横たわる謎は多く、人々の気持ちが切なく心に響く。

主役は二人の女の子で「鞠子の章」と「双葉の章」が交代で展開されてだんだんと真実に近づいていくやりかたもいい。心に残る作品です。この後の二人はどうなるんだろうって想像させるような終わり方もよかった。