怪談:怪しい物の話と研究(小泉八雲/小林幸治 訳)
プロジェクト杉田玄白より
こちらにも「怪談」が。ほとんどのものが訳されている。しかも英語も一緒に載っているのでどうせだからここで全部読んでしまおうと思って読ませていただきました。最初に英語の方を読んでから翻訳を。多読では知らない単語は気にしないようにとなってるけど難しい単語が多すぎるとどうしても気になってしまう。でも翻訳がセットだと安心して単語気にしない読みができた。
翻訳されていないものがいくつかあって、そこはやっぱり理解度が半分にもなってないだろうけど、それでもまあ粗筋くらいはつかめたかな。ただ「虫の研究」の「蝶」と「蟻」は長文だしほとんどわからなかった。でも一応は読んだけどね(目を通しただけともいえる)。
ところでここの「葬られた秘密」の中でお園という女性の幽霊が出るのだけど、登場するときの表現(『水面に映る影が透けて見えるように』の前後)で、ああ、幽霊ってこういうイメージで考えられてるから足がない姿で描かれるのかって妙に納得した。