2011年1月10日月曜日

クリスマス・プディングの冒険(クリスティ)

クリスマス・プディングの冒険
(アガサ・クリスティー)ハヤカワ文庫


  1. クリスマス・プディングの冒険(橋本福夫 訳)
  2. スペイン櫃の秘密(福島正実 訳)
  3. 負け犬(小笠原豊樹 訳)
  4. 二十四羽の黒つぐみ(小尾芙佐 訳)
  5. 夢(小倉多加志 訳)
  6. グリーンショウ氏の阿呆宮(宇野利泰 訳)
短編集。中編と言ってもいいかな、どれも読み応え抜群の作品、最後のだけミス・マープルので他のはポアロもの。作品とは別に「はじめに」でクリスティー自身の言葉で作品紹介されてる。食いしん坊の子供達を幸福に満たす昔のイギリスのクリスマスの過ごし方の想い出があり、そして表題作。愉しんで描いてる感じが見える。

ちょっと前、つまりクリスマス頃にこの表題作の「クリスマス・プディングの冒険」のラジオドラマをAudibleで買って聴いてたの(The Adventure of the Christmas Pudding (Dramatised)、44分)。知らない話だとやっぱ最初から英語だと無理ー。ポアロが寒い田舎のクリスマスなんて願い下げな態度だが依頼人がなだめすかして頼んでる様子とかが冒頭に出てる、宝石を探すような依頼、やがては解決って流れはわかったけど、どんな事件なのか、どういう解決方法でおさまったのかなど肝心な所がさっぱりわからなかった。それでこの本読んだんだけど、今度はシーンの小間切れの妙な所ばかり覚えてたりするから意外性が減らされちゃって…。やはりオーディオブックは知ってるストーリーのを聞く方がいいみたい、ワタシ的には。


Bentoでクリスティー文庫のデータベース作ってみた。こんなの作ると本を揃えてみたいなー、とか思ってしまう。