2011年1月13日木曜日

ブルータスの心臓(東野圭吾)

練られた殺人計画に「何か」致命的な手違いが発生してしまう。何が起こってしまったのか、これから何が起こるのか。謎は深まるばかりでストーリーはさらに進められていくし、主人公の焦燥が伝わってくる。謎とスリル感でドキドキした。

産業用のロボットに「ナオミ」など人の名前が付けられている。折角そう名付けてるのにベルトコンベア的な機械と変わらないような気がして、活かされ方がもうひとつな感じがちょっと残念。最初のシーンではホラーっぽいイメージもあったのだけれどね。単なる機械じゃなくて名前のつけられたロボットなりのもうちょっとした何かが欲しかった(別にホラーとか人っぽいなんかってわけじゃないけど)。