2009年11月25日水曜日

方丈記


方丈記
(鴨長明)1212年
日本古典文学テキストより

『行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。』の書き出しで有名な古典。ここの一段落分しか知らなかったけど、全文はそれほど長くはなく文章も読みやすかった。とは言っても高校以来すっぱりお別れしていた古典の文章なんで難しくてわからない所も多かったけど。でも英語多読と同じようにわからない所を気にせず読んでいった。少なくとも外国語よりは内容に浸れる。

前半が大火事や地震などの大きな災害などについて描かれ、後半は人里離れた筆者の暮らしが綴られている。人との関わりを避けた様子はどことなく寂しげ。冷静に、どことなく冷ややかに世間を見てるようでもあるけど、あんまり何度もこれこれこういう面倒がないって出てくるので、もしかすると本当は寂しいんだけど自分に言い聞かせているようにも見えたりして。


青空文庫ブラウザのazurで同じようにキレイに表示される。ただ、もとのページをSafariでそのまま読むとルビの部分がそのまま表示されてしまっている。ソースを見たらルビ用のタグが使われていてこれがSafariでは表示できないようだ。今知った。ちなみに青空文庫はルビ部分をさらに括弧でくくってあるのでSafariで読むのにも差し支えないようになっている。これも今知った。