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(東野圭吾)文藝春秋
理系のトリックを使った殺人、5件の短編集。知らない分野の思いもよらない手口が興味深い反面、まったく雲を掴むような事件で想像も及ばないので、種明かしされても意外性を却って感じられなくて勿体ない感じ。突然現れた未知の人物が犯人だった、みたいな印象を受けた(そういう風になっているわけじゃなくて苦手な理科的トリックがね)。最後の「第五章 離脱る(ぬける)」はとてもよかった。
2. アオイホノオ 5巻
(島本和彦)小学館少年サンデーコミックススペシャル
自動車教習所との熱い戦い、というかホノオ君今まで以上に苦難の厳しい歩みで、かなり打ちのめされ気味。頑張ってー!
3. パタリロ! 選集46巻 平安大江戸絵巻の巻
(魔夜峰央)白泉社文庫
久しぶりの新刊(もっとも11月26日発行)。テンションの変わらなさがいいな。読み始めは字の多さでちょっと疲れるんだけど(自分がやや飽きてきたからか、目が悪くなって文庫の字の特にふりがなが読めなくなっているためも)、読んでいくうちにどんどんノッてくる。