(細野不二彦)
小学館 ビッグコミックス
すごーい。前巻の激しすぎるインパクトが、それがあっさり過去になってどんどんステージが移り変わって行く。大晦日の格闘番組は大成功となったが、本城律子の反撃ともいえる報道によって嵐が吹き荒れる。
ハジメ君の言う通り本城律子は正しいし、TVは力が大きすぎるから不正や膿みも産んでいる。ただ関わっている人多いだけに糾弾によって一所懸命な人までも飲み込まれてしまう。子供は健気でかわいそうだな。
登場人物がみんなそれぞれに戦っていて、その戦う相手は巨悪とかではなく自分がその世界で生き残るための戦い、というところで迫力のあるドラマを作っている作者の手腕がすごい。
今回仁科さんがちょっとかわいく見えたシーンがあった。