2010年12月12日日曜日

S.O.S 1巻(細野不二彦)

S.O.S 1巻
(細野不二彦)
双葉社 双葉文庫名作シリーズ

ゲー、過激すぎ!いや、でも異常に面白い。オビは『美人刑事・るい vs. ストーカー』で、そういう話なんだけども、るいは真っ直ぐでガムシャラで威勢がよくて強気で頑張ってるんだけども、ストーカー(ファントム)の方は凶暴でマメでテンション異常で…でもこう書いても内容を全く表せてないな。

「オペラ座の怪人」(概要しか知らないけど)が下地になっているらしいけど、なんか「愛と誠」で見た(かドラマまで聞いた?)『愛とは戦いである』なんて言葉の方を思い出しちゃった。

ファントムの行動に目が離せない、とんでもないヤツなんだけど。これは対手のるいがこのキャラでこそ活きる絶妙なバランスで作者の力技に感服、これだけの作品を見せてくれてありがとうと言いたい。


ところで上に書いた「愛と誠」の冒頭の言葉はもともとある名言だったのね。

ジャワハルラール・ネルー
愛は平和ではない、愛は戦いである。武器の代わりが誠であるだけで、 それは地上における、最も厳しく激しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである。