臼井儀人さんが亡くなってしまった。すごくショック。漫画家って育ての親みたいなものだもの。いつまでもいてほしいのに。クレヨンしんちゃんは特にアニメが始まった頃子供がしんちゃんと同じ5歳児で、つまり私も5歳児の親だったので、笑わせて楽しませて励ましてくれて、子供にも私にも大切なものをくれた。
思い出す事って、ささいなことかもだけども、TVアニメのしんちゃんを毎週見るきっかけが子供が「『みれば』っていうのが見たい」って言ったこととか、みさえママがしんちゃんが2階の屋根から落ちそうになったとき叫んだ言葉が子供にえらく印象づいたみたいで「『あたしのしんちゃん』って言った」と言ったりとか。家族で臼井さんの漫画が面白くで大好きでしんちゃん以外の漫画も何冊もあったんだけど、ある時何かの加減でテレビか別の人の漫画かなにかでコンドームが出た時、下の子が何に使うかも知らずに「あれサイフに入れておくやつ」なんて言ったりして、あー臼井さんの漫画で知ったなと家族中で大笑いしたこととか。
小学校のPTAのアンケートとかだと子供に見せたくない番組にしんちゃんがよく入ってて不思議だった。あんなに楽しいのにみんな見ないんだろうかって思った。PTAって私の子供時代からちっとも変わってないなとも。口調を真似されるのが嫌みたいなんだけど真似させなきゃいいだけの話なのに(私は真似してもいいじゃんて思うけどね)。そのわりに見せたい番組に「ショムニ」とか入ってるから、何だ親が自分が見たいかどうかなだけかって思ったよ。いやショムニは私も好きだったけど。
最近はアニメはほとんど見てないけど、漫画の方のしんちゃんは読んでて、最新巻だとひまわりが幼稚園児だったらとかしんちゃんが先生だったらとかまだまだこれからもいろんなバリエーションの展開ありそうなのに。もう無くなっちゃうのかと思うとすごく寂しい。臼井儀人さんはとても大事な人でした。