2010年11月21日日曜日

毒笑小説(東野圭吾)他2冊

ここ数日の読書まとめて

  1. 毒笑小説(東野圭吾)集英社文庫
  2. 動く指(アガサ・クリスティー/高橋豊 訳)ハヤカワ文庫
  3. ひみつの花園(バーネット/山本藤枝 訳)岩崎書店 世界少女名作全集27(1973年発行)
「ひみつの花園」は図書館で借りた。オーディオブックで英語のを聴いたのだけど細かい部分をしっかり知っときたかったのと原書を読みたい予習として。すごくいいお話、少女時代に読んでなかったことが残念なほど。オーディオブックで聴いたときと少し印象が違うような感じはしたけど、流れるように楽しく読んでいけた。

「動く指」はマープル物だけど肝心のミス・マープルがなかなか出てこない。登場したときはホッとした。作中に沢山の暗示がありながらもモヤモヤとわからない事件の真相が、彼女の登場でやっとなんとかしてくれるという安心感で。そして見事な解決、というか思いもよらぬ見事な真実を知らされ満足した内容だった。

「毒笑小説」は12編の短編集。どれも面白い、話のスタートから一気に夢中にさせてくれて楽しかった。「誘拐天国」と「殺意取扱説明書」、それに「ホームアローンじいさん」が特に好き。